<NPO法人設立後の運営>

NPO法人で行う活動も一つの事業である以上、事業を展開していくための方法論を考えなくてはなりません。 収入源ごとの事業運営の代表的パターンは以下のとおりです。


1、会員費を主な収入源とするやり方

1人あたり年1万円などの会員費をもとに事業を行うことになります。

会員費は1口が少額なので、運営を成り立たせるためには、多くの会員を集める必要があります。

しかし、会員費がうまく集まらないと、活動の範囲も小さく、世の中のためになる活動がなかなかできないことになります。

そこで、魅力ある法人の経営を行って多くの人に会員になってもらえる工夫をする必要があります。
また、会員が増えると会員費を集める手間などもかかりますから、きちんとシステム化する必要があるでしょう。

この方法は、サービスを受けない人からも資金が集められる反面、寄付があまり根付いていない日本では、多くの資金集めは相当難しいといえます。

2、事業の運営費を主な収入源としていくやり方

NPO法人は、会員に対して、あるいは広く一般の人達に対して、公益活動を行います。

そこで、その事業を行うことに対する費用をもらい、その収入を次の活動の運営費に回す方法があります。

この方法では、魅力的な活動、サービスを行い、より多くの人が参加してくれるように工夫をする必要があります。


3.会員費と事業運営費の両方で運営していくやり方

1,と2,の両方の収入で運営していくやり方です。通常のNPO法人はこの方法をとっています。

両方から収入を得られるようになると経営は安定しますので、是非とも複数の収入源をもつようにして下さい。